縄文時代と弥生時代での住居の違い

石を道具とした旧石器時代から、粘土をこねて焼き上げる土器の発明により縄文時代へと新たな時代へと移り、稲作がはじまると弥生時代を迎えます。

使用する道具が変化し、食料の調達方法も変化したことで、縄文時代と弥生時代の生活形態は徐々に変化し、それぞれの時代の特徴と違いを生み出しています。

獲物となる獣を追い掛けて、洞窟を住居としながら東西南北へと移動した旧石器時代から、一定期間を特定の場所で暮らすようになった縄文時代と弥生時代には、住居となる建物が造られています。

縄文時代と弥生時代で、それぞれの時代に造られた住居や建物の共通点や違いについて紹介します。

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縄文時代に造られた住居や建物は?

狩猟と採集を中心とした生活を送っていた旧石器時代と縄文時代の初頭には、洞窟をねぐらとした移動生活をしていますが、氷河期が終わり温暖化となったことで、マンモスなどの大型動物が滅亡し、狩猟の対象がシカやイノシシといった中小型の動物に変わり、次第に住居が造られます。

縄文時代に造られた住居は、「竪穴式住居」と呼ばれるもので、地面を円形、あるいは四角形に掘り、その中に柱を立てて骨組みを作り、葦などの植物で作った屋根を被せられています。

竪穴式住居は、円錐形の屋根を地面に伏せたような形をしていて、屋根を高く持ち上げることが難しかったため、居住空間を広くし保温効果を上げるために、縦穴を掘ることが有効だったと推察されます。

また、地面に掘られる深さが深いほど、冬は暖かく、夏は涼しくなる単純な構造の建物です。

弥生時代の住居や建物の縄文時代の違いは?

稲作を中心とした生活となった弥生時代には、縄文時代に始まった定住生活の傾向が強まり、集落が形成されるようになります。

そこで造られた住居は、基本的には、縄文時代に造られた「竪穴式住居」と同様のものでしたが、縄文時代に造られた竪穴式住居よりも縦穴が浅く、その一方で高い柱が建てられ、屋根が高く持ち上げられている違いがあります。

また、弥生時代の竪穴式住居の一部に、板を用いた壁が設けられた形跡も確認されていて、縄文時代の住居よりも建築技術が進歩しています。

しかも、稲作による収穫物などを貯蔵するための倉庫、あるいは儀式に用いるための建物が、「高床式」と呼ばれる新たな建築様式の建物が造られています。

縄文時代と弥生時代に造られた住居の共通点と違い

狩猟採集の生活が一定範囲の場所で行われるようになった縄文時代には「竪穴式住居」が造られ、定住生活がはじまり、稲作が定着した弥生時代には定住に加えて、「ムラ」や「クニ」といった社会が形成されます。

縄文時代と弥生時代に造られた居住用の住宅には、いずれも「竪穴式住居」が作られ、基本的な作り方や構造は共通していますが、柱の高さや縦穴の深さなど、弥生時代には技術的な進歩がみられ、縄文時代のものとの違いが見られます。

また、弥生時代には「高床式」の倉庫といった建物が作られ、食料の貯蔵や祭祀などに利用されたことが、縄文時代との違いがみられます。

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